満月散歩

阪神大震災

あの揺れは後にも先にもない強烈なものだった。いつものように早朝5時過ぎに朝刊に目を通している時だった。揺れも大きかったのだが、その長さも半端でなかった。いつまで続くのだろうと思う程の長さだった。こちらの方が怖かったかも知れない。あの日からもう27年も経ってしまった。その後の被害の甚大さに驚いたわけだが、当時の私は独立して間もない頃。自分のことで精一杯。下請けの下の孫請けのような仕事ばかりで、確か震災を励ます大きな懸垂幕の看板を描いていたのを思い出す。徹夜で描いて凄く疲れた記憶の方が大きのは、何とも情けない話である。救援物資を運んだり、炊き出しに行った友もいたというのに。地を這うような生活をしていたあの頃「くそ!負けるか」「絶対ここから抜け出してやる」そんなことばかり考えていた27年前である。43歳だった。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カテゴリー一覧

アーカイブ

  1. 2014.9.16

    “楽のしく”
    徳島の仕事は 徳島の業者が受けて 県外の業者に頼る事無く、すべて徳島で加工製作ができないものかと...
  2.  始まりました!徳島ビジネスチャレンジメッセ2014。
  3. 2014.10.18

    月蝕
    チャレンジメッセの会場で名刺交換をしました。
  4. 2015.7.9

    LINE
    楽のしく仕事を始め様と決意も新たに新年を迎えたのに気が付けばもう今年も半分が過ぎてしまい...
  5. 2015.7.21

    台風一過
    昔は夏の終りに台風が来て過ぎ去った後には、さわやかな風が秋を呼び込む代名詞今は台風が6月から...
ページ上部へ戻る