冬至 | 株式会社マルアート

冬至だということをすっかり忘れていた。いつも熱い湯にユズを浮かべた風呂を楽しむのだが、残念である。今年は風邪をひく日が多いかも――。気を取り直して今日こそは柚子さんのお世話になろう。長い付き合いの友人がいつもたくさんの柚子を持ってきてくれる。山間部の今は亡き実家に、晩秋のころ出かけ柚子を届けてくれる。何ともありがたく贅沢なことか。貴重な食物を湯に浮かべるのは少し気が引けるのだが、そういうことでもない限り、こんなことはできない。感謝しかない。先日姉の家を訪ねたときに頂いた柚子味噌。これも絶品だったが、やはり季節のものはその時季に堪能するのが一番。昔,昔その昔、日本昔話のようだが、亡き母が初めて徳島の姉の家を訪れたとき「徳島はご飯のたびに味噌、味噌だ」と言っていたのを思いだす。この柚子味噌だったのだろうと納得。冬至とは書いて字のごとく、これから本格的な冬に突入。しかし日も少しずつ長くなり、新しい季節を迎える準備でもある。何とも不思議な事象だろう。だから我々は希望を持って生きていけるのかもしれない。今年もあと少し！

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冬至

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