11.192025
やはり寒くなってきた。予報通りである。起床とともに電気ストーブのスイッチを押してしまった。エアコンも久し振りの登場だが今回は「暖」の方である。以前は鍛えねばとやせ我慢を続けることができたがここ数年は病気、手術などを繰り返し、めっきりと体力を落としてしまっている。身体を護るのが第一、暑いときには冷房を、寒いときには暖房をと誰よりも敏感に反応してしまう。仏教でいう生老病死というのがあるが、人として生まれ生きる苦しみ、老いる苦しみ、病む苦しみ、そして死ぬ苦しみと人生で4つの避けることのできない苦しみのことだそうだが、もう最後しか残っていない。悪い方に考えればそうなるが良いこと楽しかったこともまた同じようにあったから差し引きゼロということにはなるのだが。最近プライムで洋画がたくさん見えるようになり、子どもの頃から心躍った西部劇をよく見る。ジョンウェン、ヘンリーホンダ、カークダグラス等々懐かしい場面に目は輝く。もう何回も見たものばかりなのだが懐かしさより新鮮さが勝つ。しかし年代を見ると1950年代の作品ばかりで51年生まれの私と同級生なのに驚く。昔の白黒のニュースもテレビでよく見かけるがほとんどを知っている。戦後の吉田茂もケネディも大鵬も長嶋どころか川上も知っている。そして今の大谷とリアルタイムで生きてきた歴史を感じる。晩秋から初冬のこの季節は何か寂しく悲哀を深く感じてしまう。「早く春が来ないかなぁ」なんてまだ本格的な冬でもないのにさ!。
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