
8.202025
長い盆休みも終わり、新しい一週間が始まった。やはり皆は元気、弱っているのは自分だけ。ため息をついていてもしょうがない、気合を入れて頑張ろう。暑くてたまらない日中のなかにも、ほんの少しだけ季節の進みを感じる瞬間があるのが救いだ。子どもの頃は夏休みも残りあとわずかとなり、夏の終わりを感じる風も吹く。ヒグラシの鳴き声ももの悲しく聞こえ、楽しさが激しかっただけにそのギャップに消沈してしまう自分がいる。毎年感じた夏の終わりの思い出。しかし最近の夏は終わりというものがない。ギラギラと照り付ける太陽にもう季節は巡らないかと思ってしまうほどである。確かに秋はなくなりつつあり、突然冬が来るという感じが否めない。「今はもう秋、誰もいない海――」なんて口ずさみ「寂しいよな――」と心の奥まで落ち込んだあの頃がホントに懐かしい。
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