8.142026
降る、降ると言われながら、なかなか本格的な雨にはならない今年の阿波踊り。この一大イベントに携わらなくなって久しい。阿波踊り装飾の仕事が無くなってから何年経つのだろう。弊社においてはこの仕事も大きな柱だったが、それが無くなり経営が大変だったのではと振り返ってみるのだが、それよりも辛い思いの方が大きくこの仕事からの撤退を待ち望んでいた節もあった。経営のことはどうにでもなる。頑張れば、工夫すればいいだけの話。暑い中での時間との闘い、台風の心配、頑張ってくれてる従業員さんへの心遣い。末端の下請けで働く我々の会社としての地位向上を考えれば、もうここらが引く潮時ではないかと考える毎日だった。そこに飛び込んできた新聞社が絡む阿波踊り協会のいざこざである。淋しい気持ち半分、不安な気持ち半分なのだが、これは好都合という気持ちも強く、次に進む心の整理もできた。阿波踊り初日の12日の早朝、誰もいない会場を巡り「不備はないか」と見回ったあの頃、夜のあの華やかさが嘘のような静寂な時間を楽しんでいた。台風接近で入退場門を倒すべきかと風雨の中を高車で走ったり、足場補強に奔走した日を思い出す。11日深夜の完成に喜び15日の最終の深夜に撤去が始まる。何とも過酷な仕事だった。懐かしい、ただただ懐かしい。
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