11.102025
秋は一段と深まりつつある。最近日曜日になると雨が降ることが多い。仕事的にはありがたいことだが、秋の大切な時期での家庭サービスに臨むお父さんたちにとっては残念なことだろう。この雨また一段と季節の進行を後押ししている。セーターも出してきてしまったし、こたつもほしいかなと冷える足元を撫でる。あんなに楽しみにしていた秋だったのにもう冬支度である。やはり楽しいことはあっという間に過ぎていく。玄関横に咲くギンモクセイも今年はこれでもかというほど花をつけ、かぐわしい匂いは町内会の隅々まで届くほどの感じだった。とは少し大げさだが、十分に秋を堪能させてもらった。そのギンモクセイも昨日の雨ですっかり散ってしまい、季節のあまりの早さに寂しさを感じる。なかなか夜も開けず6時が来てもなんか薄暗く、秋の夜長を実感する。今朝の外は風が強く木枯らしの予行練習の感じのようだ。暑いのは嫌だが冬もまたそれに負けない。一難去ってまた一難と季節も人生も同じようなものだとつくづく思う。果たしてわが身の体調は戻るのか。しばらく季節と同じように冬が続くのか、長い長い春の訪れを待たなければいけないのか。春はもう来ないのかなんて悲観的なことは微塵も思わないが、早く草花でいっぱいの河川敷をまた歩けるようになりたい。
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