3.232026
古里の同級生から桜の便りがLINEで届いた。100㍍ほど先の実家の前のお寺に咲く樹齢400年のエドヒガン桜の満開の写真である。樹齢400年のこの桜の古里を離れて今年で50年になる吾輩だから、この桜は樹齢450年に変更だ。この時季になると一瞬にして、そう朝目を醒ましてお寺の方を見るとその大木が一面ピンク色になっているのである。春の写生大会にはこの桜を必ず描いた。3人の下の兄弟はそろってピンクのクレヨンを動かしていた記憶がある。近所の大人たちもその桜の枝を折り、家に持ち帰り飾っていた。何とも大らかな時代だったんだろうと思う。子どもたちはこの大木と共に大きくなる。春は花を楽しみ、夏は枝に登り蝉取りをする。太く大きく穴の開いた幹はかくれんぼの絶好の場所。たくさんの行事もこの寺で行われ、この大木は故郷の象徴みたいなものであった。今は天然記念物に指定されこの時季たくさんの人が訪れ大切にされている。それはそれでいいのだが、やはり登ったり、花を取ったり自由だったあの頃がいい。わが家の、俺んちの桜だったんだよって言いたいよ!
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