かなり日が長くなってきた。いつもの散歩も少しずつ明るくなり、周りの景色も見えるようになってきた。やっぱり吉野川は大きいと実感する。そういえば2年程前に滋賀県の際琵琶湖を走ったのを思い出した。そんなに大きいとは思わなかったが、それは幅の狭いところだったのかもしれない。日本一の湖、地図で見ても大きい。対岸など見えるはずもないのに。世界は一は？バイカル湖だったかな？そうだ昔親父がよく言ってた。ウクライナでの捕虜生活に終止符を打ち帰国の際に通ったバイカル湖。何日も何日も列車に揺られて湖面を眺めたそうである。まるで海のようだった。妄想に妄想を重ね目の前の吉野川がこんなところまで来てしまった。目の前を通る人影が親父ではないかと思ってしまった。妄想は続きそういえば私たち兄弟6人は親父たち2人の老後をよく心配した。兄弟が顔を突き合わせては、ああしてあげよう、こうしてあげようと話し合ったものだ。それがどうだろう、その子供たちも気が付けばみんなあの頃の両親と同じような老人である。あの頃の親に対する想いは本当に深かったように思う。だが自分達の子どもはどう思っているのだろう？なんて妄想は続くが、「今日も忙しい」と現実に！。