満月散歩

秋本番

いい天気が続く。雲一つない澄みわたった青い空は秋そのものである。早朝の東の空は一面真っ赤である。太陽お母さんの横にお父さん、そしてたくさんの子供たちが並んでいて一斉に空を照らしているのだろう。顔を出すのはお母さんの役目。そんなことを思ってしまう荘厳な朝の光景である。「ありがとう」思わず手を合わせてしまう。一年中でも今が一番きれいなのかもしれない秋本番の早朝散歩。「ああでもない」「こうでもない」いろんなことを思いめぐらし歩を進めていく。とりとめのない思いは結局何もまとまらないまま終わる。あっという間の2㌔、30分である。毎日同じことを繰り返しながら時は流れていくのだろう。そのとりとめのない思いはほぼすべてが仕事のことであるのが寂しい。その同じことの繰り返しの中から、ちょっとした思い付きがあり大きな実を結ぶことも多い。妄想は人間の大きな特権なのではないだろうか。横でうたたねをする我が家の猫も何にも考えてないようだけど、実はいろいろと妄想をしているのかも。
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